全学年でチェーンソーカービングのデモンストレーションの鑑賞をしました。
実演してくださったのは、ワールドチャンピオンを経験された栗田宏武さんです。
ホームページトップの写真にもある、幼稚園の入り口のオブジェや
ツリーハウスのシンボルなど、園の中に栗田さんが手がけてくださった作品が数多くあります。
園庭の真ん中に、子どもたちと同じくらいの大きさの丸太がぽつん。
「なにがはじまるんだろう…?」とワクワクです。
栗田さんが大きなチェーンソーを持って、ひもを引っ張ると…
ウィ~~~~ン!!!と大きな音!
そのまま丸太に刃を入れて、どんどん切り、削っていきます。
今までこんなに間近で聞いたことのない大きな音と
勢いよく飛び散る木くずに少しびっくりしている子どもたち。
耳をふさぎながらもじっくり見つめる目は興味津々、キラキラしています。
なんの下書きもなく、どんどん切り進められていく丸太。
「なにになるのかな?」
「りす かなあ?」
「ふねに なるんじゃない?」
「さぼてん??」
「えんちょうせんせいに なったらいいなあ~」
と、何になるか予想しながら見ています。
大きなところを切ると、ぽーん!と大きな木片が飛んだり
音がより一層大きくなったり、大迫力です。
段々と形が出来てきました。
「とり かなあ?」
「ふくろう じゃない?」
形が出来てくると、今度は一回り小さなチェーンソーに持ち替えて
さらに細かいところを切っていきます。
ちょんちょんちょんっと撫でたり、先の方で模様を描いたりして
羽のふわふわした質感が表現されていきます。
30分ほどで、フクロウが完成しました!
完成した作品を見て「おおぉ~!」と拍手が自然と生まれます。
「フクロウはみんなのことを守ってくれる動物なんだよ。
みんながよく見えるところに飾っておこうね。」
と、園庭の見えやすいところに園長先生が飾ってくれました。
飾られたフクロウをじっくり鑑賞したり、
切り取られた木片に色を付けたり、皮をむいたり、
ふわふわの木くずを紙にボンドでくっつけて絵にしたり、
おままごとの料理に使ったり……
鑑賞後も、木と触れ合いながら活動を深めていた子どもたちでした。