清心幼稚園には、4羽の合鴨がいます。(子どもたちは”がーちゃん”と呼んでいます)
りぼんちゃん、ゆりんちゃん、きららちゃん、みみちゃんの4羽です。
産んでくれた卵は、子どもたちがたまごパトロールをして見つけ、
たくさん集まると、副園長先生がゆで卵にしてくださって、お弁当の時にいただきます。
「がーちゃん たまごを うんでくれて ありがとう」「たくさん たまご うんでね」
そんな気持ちをこめて子どもたちは、公園で見つけたみみずや、お家から持ってきた野菜くずをあげています。
清心幼稚園の仲間として一緒に過ごしてきたがーちゃんですが、
9月9日(金)の朝、みみちゃんが亡くなりました。
ここ何日か元気が無く、食欲もなかったみみちゃん。
「ミミズだけは食べる」と園長先生から聞くと、園庭を掘り起こしてミミズを探したり、公園で探し、次の日に持ってきてくれる子もいましたね。
段々と元気がなくなっていく様子を子どもたちも見ていたため、その日はみんなでお別れをしました。
”死”への理解や受け止め方は子どもたちによって異なります。
お手紙を書く子もいれば
お水を用意してあげる子
お花でいっぱいにしてあげようと摘みに行く子
人が少ないときにそっとやってきてお別れをする子もいます。
午後は園長先生と一緒に、Fハウスでお墓を作りました。
みみちゃんが大好きだったミミズをバケツいっぱい園長先生が用意してくださいました。
摘んできたお花もお供えして「みみちゃんよろこぶかな…」
毎日卵を産んでくれていたがーちゃんたちも、年を取れば産まなくなっていきます。
園生活の中で、毎日卵を産んでくれることを経験する子もいれば、今回のように”死”を経験する子もいるということです。
悲しい出来事ではありますが、子どもたちにとっても大切な経験になったことと思います。
みみちゃん、ありがとう。
みみちゃんとお別れをした後の子どもたちの会話
「他のがーちゃんたちも同じ年ってことはもうすぐ死んじゃうかも?」
「いや、代わりに長生きするんじゃない?」
「じゃあ長生きするようにたくさんミミズとってこなきゃだね!」
「次の野外保育はいつだっけ!?」