今日は、ケロちゃんとさっちんに来ていただき、“森の幼稚園”を行いました!
「池の氷、凍ってたらいいな!」
「たくさんおもしろいもの見つけようね!」
とそれぞれ意気込んで出発しました。

ボート池では「さむくないのかな?」と子どもたちが心配するくらい冷たそうな氷が張る池を泳ぐ鳥に
出会い、くちばしで魚をくわえる瞬間にも立ち会えました!
梅の冬芽もあり、もう春の準備が始まっています。

呼吸根を見つけると、「おもしろいかたち!」「ふたつつながっているよ!」
「どこまでのびるのかな?」「木くらい大きくなるんじゃない?」
と子どもたちの気づきと疑問が出てきました。

呼吸根の迷路を歩きます。

三宝寺池に到着すると…
「こおりあるー!!」
みんなが気になっていた池の氷は、たくさんあって、大喜び!
そこからは氷釣りを楽しみました。

割れないようにそーっと持ち上げて「冷たい!」「うさぎの形だ!」
太陽にかざすときらきら光ってきれいでした。


そのあとは、グループに分かれて三宝寺池の周りを散策しました。
歩いていると、鳥の鳴き声がたくさん聞こえました。
“ピーピー” “チュピチュピ” “カーカー” “アウッアウッ” 子どもたちは鳴き声を真似したり、

「羽は黒くて、首は白くて、足はオレンジ色してる!」「3本の指で木を掴んでいるよ!」
とよく観察して報告してくれたり、子どもたちの “見る目” “聴く耳” が本当に育っていることを感じました。
木の実が空から降ってきて、見上げてみると、木にとまって実を食べている鳥に出くわしたグループもありました。
「あの鳥が食べてた実を落としたんだ!」と匂いを嗅いでみると…「くさい!」鳥の唾の匂い…?
かどうかはわかりませんが、貴重な体験になりました。
風に揺れている木の姿を真似すると、他の木もそれを真似して揺れ始めました。

いろいろな葉っぱも見つけました。
触ってみると裏表で“つるつる” “ざらざら”と触り心地が違うことに気が付きました。
裏につぶつぶがついている葉っぱもあり、「これはなんだ?」「なにかのうんち?」
「なにかのたまご?」と子どもたちは予想をたてていました。
幼稚園に戻ってからは、なんでも会議を行いました。

グループごとに見つけたもの、おもしろいと思ったもの、不思議に思ったことなど、
なんでも意見を出し合いました。

「枝が池の方に向かってのびているのを見たんだけど、なんで池に向かっていたのかな?」
「霜柱は太陽に当たると溶けるのに人に踏まれても溶けないのはなんでだろう?」
「こおりがいろいろな形、厚さがあっておもしろかった!」
「飛ぶのが速い鳥を見つけたよ!」
など、他にもいろいろな発見、疑問が一人ひとりの口から聞くことが出来ました。

ケロちゃんとさっちんから、みんなの意見や疑問に対して答えてくれたり、考えるきっかけを投げかけてくれたりしました。
そして、一人の疑問から他の子も一緒に考えて、「こうじゃないかな?」と意見を出し合う姿が見られました。
中には「それは違うよ!こうだよ!」と、違う意見もしっかりと自分の口で伝える場面もありました。
たくさんの興味・疑問が生まれた一日。
今日の活動をきっかけに興味を持ったことを深めていきたいと思います。