「いのちのおはなしってなあに?」と
予定が書いてあるカレンダーを見ながら話していた子どもたち。
「いのちってだいじだから、だいじなはなしなんだとおもう」「そうだよね、いのちがあるからいきられる」とどんな話を聞くのか子どもたちなりに考えながら、この日を迎えました。
助産師の柴亜希子さんがこどもたちに分かりやすく、プライベートゾーンの話や、男女や大人と子どもの身体の違い、
どうして違うのかを絵や図を見せながらお話してくださいました。
初めは「ちょっと恥ずかしい」というこや、「えー!」と笑ってしまう姿もありましたが、
丁寧な説明を聞くうちに、真剣に話を聞く姿がありました。
みんながお腹の中の卵だった時、一番最初はどれくらいの大きさだったと思う?」と聞かれると、
「このくらいかな?」と手で小さな丸を作って考えていました。
小さな穴が開いた小さな画用紙を子どもたちに一人一枚渡し、
「この紙の真ん中の穴くらいちいさかったんだよ」と柴さんが教えてくださると、
「えーーーーーーーー!!!」「こんなに!!ちいさかったの!!」とみんなびっくり。
そこからお腹の中で、赤ちゃんがどんなふうに大きくなっていくのか、人形を見せてもらいました。
1か月、3か月、6カ月、8カ月、10か月と大きくなる様子を見て、
「え!こんなにちいさかったのに!」「すごいな~!」と大きくなっていく過程を嬉しそうに見ていた子どもたち。
へその緒や胎盤や羊水のお話も聞きました。
「赤ちゃんの心臓の音って、みんなより早いと思う?遅いと思う?」と柴さんからの問いかけに
「遅いと思う!」とほとんどの子が答えていました。
佑奈先生のお腹に赤ちゃんがいるため、実際に心音を聞かせていただきました。
「どっどっどっどっどっどっど」と音が聞こえると、
「はやいね!」「すごいげんきそう」「はしってるみたいだね!」「どうしてこんなにはやいの?」と心を動かしながら聞く姿がありました。
「大きくなるスピードが早いから、心臓を早く動かして、血がたくさん巡るようにしているからなんだよ」と教えて頂きました。
最後に実際出産の映像を見て、「おかあさんお腹が痛いの大丈夫かな?」「産まれて良かった」「へその緒切るの痛くないのかな?」と真剣に見ていました。
柴さんからのお話が終わってから、1カ月から10カ月の大きさのお人形を順番に抱かせてもらい、重さや大きさを実感し、より赤ちゃんてすごいなあと言う気持ちが高まったようでした。
自分の心臓の音が聞きたい子は、聞かせてもらいました。
質問コーナーでは、
「どうして赤ちゃんの袋の中にお水が一緒にはいってるの?」
「どうして赤ちゃんはおなかからでてくるの?」
「最初はあんまりかみのけがはえてないのはどうして?」等の質問が出て、柴さんが丁寧にお答えしてくださいました。
子どもたちは最初に頂いた、一番最初の卵の大きさが分かる紙を大切に持ち帰っていました。
いのちのお話をきっかけに、幼稚園でもプライベートゾーンの大切さや、自分の子とも相手の子とも大切にするという事を始めとした、様々な性教育を、行っていきたいと思っています。
ご家庭でもお話を聞いてもて下さい。
柴亜希子先生、ご協力いただいた佑奈先生、ありがとうございました。