秋の親子遠足を行いました。
年々秋への移り変わりが遅く感じられるように
なってはいるものの、確実に秋が深まり始めている史跡公園。
春の遠足とはまったく違う自然の姿で、同じ場所だからこそ感じる様々な
変化に気付くことができます。
全員が集まり、朝の史跡公園に朝のご挨拶をしました。
落ち葉の香り、鳥のさえずり、ふわふわの落ち葉など様々な史跡公園の姿に
気が付き声に出してくれる子どもたち。
親子のふれあい遊びで心と身体をほぐして遠足のスタートです!
春の遠足に続いて、秋の遠足にもケロちゃんがきてくれました!
自然遊びをする際の大事なお約束に、子どもたちも真剣に聴き入っていました。
そして、今日の秋探しをするための「あきの探検シート」を先生からもらい、
秘密のトンネルを潜り抜けて出発!どんな秋が隠れているのかな?
どこにあるかな?
「みどりみつけたよ!」
見つけたものは「こんなものみつけけたよボード」に貼り、
貼れないものは「秋集まれボックス」に入れていきます。
まるで絵画のような自然を集めた作品が出来上がりました!
子どもたちの見つける目は確実に成長しています。
秋を探す探索活動の後は、わくわくやさん、森のレストラン、ころころ・がっきやさんの
3つのコーナーに分かれて活動しました。
わくわくやさんでは・・・
自分の身に着ける物や、飾るものなど自由に作ることができ
どんどん作る姿がありました。
森のレストランでは・・・
様々な実や葉を使ってケーキやクッキー、お団子などなど、美味しそうなお料理作りが
盛り上がりました!
ころころ・がっきやさんでは・・・
自分たちで竹コースを組み合わせ、自然物を転がしたり、
自然物を様々な形の入れ物に入れ、音が出る工夫をしながら楽器づくりも楽しみました。
作った楽器を使って、青空コンサートも!日頃から歌っている大好きな歌を
披露してくれた子もいました。
青空の下でお母さん、お父さんとお弁当を食べてお腹を満たした後は・・・
親子で一緒にタペストリー作りをしました。
お母さんたちも小さな綺麗さ、不思議さに気が付き楽しんでくださる姿が見られました。
お母さん、お父さんとお話しながら、押し葉や押し花、実を使ってのタペストリー作り。
何一つとして同じものはない、ずっと飾って置ける思い出が出来ました。
最後に子どもたち、お父さん、お母さんに分かれてお話を聞く時間を持ちました。
子どもたちはエノキの下で絵本の読み聞かせ。
お父さん、お母さんはケロちゃんとの時間を持ちました。
大人も子どもも、秋の心地良い気候の中、心と身体を解放させた一日となりました。
日頃から清心幼稚園の保育の中で大切にしている本、レイチェル・カーソンの
著書「センス・オブ・ワンダー」。その中にこんな一文があります。
「子どもといっしょに自然を探索するということは、まわりにあるすべてのものに
対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それはしばらく
つかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまりあなたの目、耳、鼻、指先の
つかいかたをもう一度学び直すことなのです。」
子どもたちと自然を探索することで大人が気付かされる、学びなおすことにつながる。
私たち保育者もこの言葉をしっかり理解し、子どもたちの豊かな感性や、
子どもたちが見る世界を大切に。これからも一人ひとりに寄り添って
保育していきたいと思います。
ご参加くださった保護者の皆さまありがとうございました。