気持ちの良い秋晴れの中、年中組は保護者の方と一緒に、稲荷山公園で秋の遠足を行いました。
集合場所は、博物館前の芝生広場。
朝露が、光に当たってとても綺麗でしたね。
まずは、クラスごとに写真撮影。
ニッコニコの笑顔を見せてくれました。
“だるまさんが転んだ”をしながらコナラの木に移動し、そのあとみんなで“種狩りに行こうよ”(猛獣狩りに行こうよの種バージョン)を楽しみました。
まずは「どんぐり」
「どんぐり」と言いながら、指さしして4人組になれているか確認する子どもたち。
続いて「まつぼっくり」
単語の文字数に合わせて、グループを作ります。
クラスや大きなお友だち(保護者)も混ざって、大人数で活動しました!!
お集りをしていると「大変だ!大変だ!」とドングリマラカスを鳴らしながら、ターちゃんネーちゃんが大慌てで大きなお手紙を持って、やってきました。
何か大変なことが起きたみたい!
王様からの手紙を読んで見ると…
王国に台風がきて、種が飛ばされてしまった。
このままでは、たねたねフェスティバルが出来なくなってしまうので、みんなに秋の自然を集めて欲しい。
という王様からのお願いでした。
「ヒーローってあたしたちのこと?」
「ほら、どんぐり あるよ」
「あつめてあげる!!!」
子どもたちから頼もしい声がたくさん上がります。
さぁ、秋の自然を見つける冒険スタートです。
「どんぐり!!」
さっそくたくさんのどんぐりに大興奮の子どもたち。
夢中になって"たーねバック"に、集めていました。
階段を降りて冒険の道を進んでいきます。
少し暗くてひんやりとしていました。
途中に、顔にくっつく草を発見!!(チドメグサ)
たくさん顔に付けていました。
歩いていると、木にミッションの紙が…
普段から様々な種に興味を持っている子どもたち。
「これも たね?」
「ターちゃんに聞いてくる!!」
落ちている種だけでなく、色々な種類の蔓や草の種も集めていました。
そこからは、細長い形やまん丸、赤ちゃんみたいに小さいものなど、どんぐりの形の違いにも注目して、様々な形を集めていました。
飛ぶ種。
ふーーーっと吹いてみると白い綿毛が飛びました。
草の小道を降りていくと…
ズボンや洋服にたくさんの種が!!
「ターちゃんネーちゃんにあげてくる」
「ここにつけるんだ!」
あっという間に、“ターネバック”やターちゃんネーちゃんのお洋服が、種でいっぱいになりました。
種のくっつく力、強くて驚きましたね。
小道を降りると、そこは風の谷。
王国の為に集めた種たちを、手紙にして送ることになりました!
思い思いの素敵な贈り物が出来ました。
いよいよ、待ちに待ったお弁当。
好きなところにシートをひろげて食べました。
外で食べるご飯は、いつも以上に美味しく感じますね!!
午後は、保護者はターちゃんネーちゃんとネイチャーメモリー。
子どもたちは、先生たちと風の谷の坂道を何度も走ったり…
虫を見つけたり…
芝生にねっころがったり…
草相撲をしたり…
竹コースに、集めたどんぐりを転がしたり、お絵描きや、絵本を読んだり…
それぞれのやりたい活動を思い切り楽しみました。
最後はクラス対抗綱引き大会!!
うめ組、さくら組、引き分けでした。
今度、野外保育でまた対決しましょうね。
終わりの会では、ネイチャーメモリーで保護者の方々が作ったメダルを、子どもたちにプレゼント。
みんな、大切そうに首から下げていました。
ニコニコ顔で、もらったメダルを見せてくれる子も…!
お家に帰ってからも、メダルを見るたびに、遠足の思い出がよみがえりそうですね。
ついに、ターちゃんネーちゃんがタ-ネ王国に帰ることに…
お手紙は、ターちゃんネーちゃんが届けてくれます。
「マッタネーーーーー!!!」
「マッタネ――――!!!」
ターちゃんネーちゃんが見えなくなるまで手をふっている子どもたちでした。
また、幼稚園に遊びに来てくれると良いですね。
秋の遠足、1学期から続いている種の活動を改めて深めることが出来ました。
次の日もメダルを作ったり、木の実を使った製作を楽しんでいました。
まだまだ、秋の自然物をつかった活動や、種の興味は続きそうです。